#4 大手とベンチャー、実際どっちがいいの?〜ベンチャー企業の上手な選び方〜

 

 

ーーーベンチャーと大手、どちらの道に進むか選択する際に、基準にすべきポイントがあれば教えてください!

Mandy ベンチャーであれ大手であれ、その人が就職して幸せになれるならどこでも良いと思ってる。
ベンチャーなので、当たり前だけど色んなリスクがあって、それをちゃんと理解をした上で、それでも自分が行きたい、行く意味があると思うのであれば行くべきじゃないかな。
僕は基本的に、「大手かベンチャーのどちらがいいですか」っていう質問には、何も考えずに大手って答えるようにしてるんだよね。
なんでかっていうと、悩んでいる時点でベンチャーの一員として務まらないから。
それくらい未発展な市場なので、超ハイリスク超ハイリターンで、良くも悪くもものすごく属人的。
明日とあるベンチャー企業の社長が交通事故で死にましたってなると、そこの企業は間違いなくつぶれてしまう。

Yu 個人的な見解ではあるんですが、そこがWekidsはちがうなと思っています。
Wekidsには、被雇用者を守るっていう姿勢と、ある種の安定感と、ベンチャーの魅力である野望的な事業への挑戦を兼ね備えてる、と感じさせてくれるうららさんがいるんですよね。

Mandy 大手企業だと会社との雇用契約っていうイメージが強いけど、ベンチャーだと社長その人との契約っていう意味合いが強いなと思っていて。
その人を心から信頼できるかとか、その人がきちんと自分を扱ってくれるかとか、そういう目線で選ぶならベンチャーはいいんじゃないかな。

Yu 色んなスタンスの会社がありますよね。

Mandy あとは、大手とかベンチャーとか日本とか海外とか、選択肢はたくさんあるので、きちんと自分の目で見て、フェアに判断して決めるのが何より大事かな。
日本国内にいると、やっぱりある程度情報は偏るし、特にベンチャーっていう未成熟な業界においては情報が一方通行に感じる。
情報格差が激しいことは念頭においた上で、自分ができうる限りの情報は集めて、判断する必要があると思う。
自分の目で見ないとわからないし、僕がいまいる企業も、イメージと違う部分はもちろんあったし、この間仕事で中国にいったときも、他者の企業イメージとのギャップを感じたし。
自分の目で見た判断を信じれるのであれば、ベンチャーは向いていると思う。
都合が悪いことは伝わってこない世界なので。

 

 

◆ 成長するベンチャー企業は、リーチ範囲の広いビジネスモデルを持っている

 

ーーーいざベンチャーに就職しよう、というマインドになったとき、やっぱり将来性のある、伸びそうなベンチャーに入りたいと思う方がほとんどだと思います。
ベンチャーというと、ビジネスモデル単位の企業が多いと思うのですが、どういうビジネスモデルを持つ企業選びをすべきですか?

Mandy 僕が会社を起業する前と後で、考えが大きく変わったものがひとつあるんだよね。
僕が会社をやる前は生粋のプロダクト・アウト至上主義で、市場なんてどうでもいいから、とにかくいいプロダクトを作ることが最善であると思っていたんだよね。
やってみて冷静に考えた結果、全然違って、結局市場選びこそが全てだなって。
なんでかっていうと、人の持つお金って有限なんだよね。
ビジネスを新しく創ったら、そのビジネスは、他に使われていたお金をひっぱってこなきゃいけなくて。
その上で、そのビジネスのおかげで違う市場からお金が流れ込むっていう状況があればいい。
ただ、基本的にビジネスは同じマーケット内でのお金の奪い合いなんだよね。
だから、マーケットに流れ込むお金が少なければ競争が激しすぎて、単純に奪える牌が少ない。
だからマーケット選びこそがものすごく大事で、良いマーケットを選んだ上で、良いプロダクトをださないと、今や成長し続けるのは凄く難しい。
そういう点で言うと、日本っていうマクロなマーケットはもう成長しないので、あくまで国単位でマーケットを考えなくて良いようなビジネスがベストだと思う。
みんな日本のマーケットを根本的に捉えがちなんだけど、どの国でも普遍的なビジネスをやっているところがいいよね。
なんでアメリカのベンチャーが圧倒的に日本より大きくなるかって言うと、英語でリーチできるところに全てリーチでするから。
彼らは市場を国で捉えていなくて、いけるところに全部出していっているだけなんだよね。
だから日本からメガベンチャーが輩出されづらいと言われるのは、別に文化的な問題ではなく、前提として日本の市場しか考えてないからっていうところにあると思う。

Yu 確かに、国を越えてリーチできるビジネスモデルのほうが、国内でとどまるビジネスモデルよりも成長率が必然的に上がるっていうように思えますね。

Mandy だから、言葉を変えたら国は関係ないっていうビジネスがいいよね。
例えばWekidsの取り扱うゲームというコンテンツは、国によって絵の好みの違いはあれど、ゲームそのものが国に依存するわけではないし、ゲームが普遍的というよりは、ゲームの奥底に潜むエンターテインメント性が普遍的であるよね。
だからベンチャーなら尚更そういう事業内容だと良いんじゃないかな。

Yu つまり、自分の目で見て判断して、これがいけるビジネスモデルだって心から思えるような会社をってことですよね。
その点で、見る目が大事っていうのは先程の話とつながってくるなと思いますね。

Mandy そういう売れるビジネスモデルを全部判断できる20代がいたら、末恐ろしいけどね(笑)

ーーーベンチャーはそれこそ星の数ほどありますが、その中でもWekidsと他のベンチャーの違いはどのようなところにあると思われますか?

Yu ベンチャー企業ですってひとえにいっても、それって大企業がやっていることの縮小版じゃない?って思う会社も多くて。
その点で言うと、自分のベンチャーのイメージとしては、新しい今までにないようなニッチなところをやるのがベンチャーなのかなって。
そういう面でWekidsは、ゲーマーにフォーカスした事業で、新しいのかなって思いますね。

Mandy いろんな会社を見てきた視点で言うと、Wekidsは、まず収益事業は収益事業で、新規事業は投資っていうのをうららがよくわかっている点が凄く大きい。
会社としてそんなに危うい橋をわたることなく、でも新しいことに挑戦し続けていくっていうサイクルが回っている。
あとは、単純に他の会社ができないよねってことをベースでやっている。
メイン事業が属人的であるがゆえに、他の会社はそうそう真似出来ない。
これは経済的に他の会社からすると参入障壁が凄く高い。
その分もちろん副作用があって、スケールしにくいっていう性質がある。
今後の将来性はそこのスケールを如何にとっていくかってところにかかっているなって思う。
そういう意味では凄くバランスとれている会社だなと思うのと、やっぱりブランディングにエッジが立っている会社なので、他にはない会社だなとも思うな。

Yu 僕も学生時代に色んな企業でインターンやバイトをしたことがあって、その経験から照らすと、Wekidsは雰囲気や掲げている理想に全体的にエッジが立っているなと思っています。
だから、一般的なベンチャー企業にありがちなところだよね、似ているよねっていう部分が少ないなって。
オフィスにバランスボールなんて、普通置かないですよね(笑)

Mandy それでいうと、うらら(弊社CEO)が何を大事にしていくのかっていう優先順位が決まっていることが大きい。
やっぱり、ゲーマーっていう文脈で人を採用していたりとか、その理念を露出していた分、社員がみんな若いし、ビジネスの経験がある人も少ないと思うので、今後はビジネス経験の豊富な人達もはいってきてミックスされることが、今後Wekidsが成長する上で大事なんじゃないかなって思うね。
だから、ゲームという文脈ではないゆうくんみたいな人が入るのが、凄くプラスなんじゃないかな。

Yu 平均年齢、確かに凄く低いですね。24、25歳くらいかな。

 

 

◆ 何百万人の就活生を見てきた面接官に、作られた原稿の棒読みは通用しない

 

ーーーもしMandyさんが今新卒に戻ったとしたら、どの企業に就職しますか?

Mandy 明白にやりたいことがないっていう前提だったら、超有名企業に行くかな。
昔その会社にいましたっていう言葉の強さは半端ない。
やりたいことがないのなら、客観的に見て最高のキャリアを築いたほうがいいよね。
新卒より中途で入るほうが難しいことが多いし。

Yu 僕、就活には結局努力型とイージー型がいると思ってて、マンディーさんはイージー型だと思うんですよね(笑)

Mandy 少なくとも、努力はするにしろ、嘘をついて受かったってしょうがなくない?
だって、おみ合いで嘘ついて結婚してもしょうがないじゃん。
いずれ分かるし。

Yu 大体の人が真似出来ないタイプですよね(笑)

Mandy この質問に対してどう考えるかっていうのを事前に考えていくのは時間のムダだと思ってて。
聞かれたことに答えるしかないし、分かんなかったら分かりませんっていうしかないし。
変に対策とかしないほうが絶対いいって(笑)
面接官は何百万人の就活生を見てくるわけだから、分かるって。
少なくともその人が本音で言っているのか、作られた原稿を読んでいるのかなんて分かるし。
フェルミ推定については、使い古されてて今はそんなに使われてないかもしれないけど、そもそも出来ていて当たり前だから。
出来ないやつを採用してもしょうがないしね。
基礎能力としてあるべきだし、大事なのは、基礎能力に差がない時にどうするかだと思う。

 

ーーーありがとうございました!
以上、お二人に「キャリア形成」について、お伺いしました。
次回はMandyさんとともに社外取締役に就任した、Chikakiさんをゲストにお招きし、お話をお伺いしたいと思います!

 

 

(終)

 

 

 

 

Mandy

社外取締役

長崎県出身。東京大学工学部航空宇宙工学科から同大学院に進学。
卒業後2011年に卒業後株式会社ディー・エヌ・エーに新卒入社し、プラットフォームのインフラエンジニアとして勤務。
その後、株式会社ワンオブゼムの技術統括などを経て起業。
2016年2月に会社をクローズし、AppLovin株式会社に入社。
現在日本、韓国の広告運用チームのマネージャーを担当。
2017年9月にWekids Inc.社外取締役に就任。

 

 

Yu

Creative Director
Marketing Assistant
Project Manager

1993年生まれ、東京都八王子市出身のイケメン。
B型、米系日本人、大学5年生のインターン生。
元プロ音楽家という異例の経歴の持ち主。
学業と音楽制作という二足の草鞋を履き替えアシスタントを担当。

 

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http://blog.wekids-inc.com/interview_mandyu3/

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