#2 元プロミュージシャンの早稲田5年生が、大手外資コンサルの内定を蹴って、ゲーマーだらけのベンチャーに新卒入社を決めた理由

 

 

◆ 2番目3番目を頑張れる人は、きっと1番目も頑張っている

ーーーYuさんはかの有名な大手外資コンサルの内定を蹴って、Wekidsに就職を決めたそうですが、その1番大きな要因はなんだったのでしょうか?

Yu 僕的にはWekidsに入社を決めた理由が、パラレルキャリアの道を歩みたいからなんです。
僕はパラレルキャリアって凄く良い方針だと思っていて。
例えば、会社員として働きながら、お笑い芸人を目指すとか、会社を掛け持ちで働く、とか、ひとつの会社で自分をアイデンティファイしない方がいいかなと思っているんです。

Mandy 今、パラレルキャリアを推進する風潮が有るよね。
もしパラレルキャリアを築くとするなら、自分の人生のリスクを自分でマネジメント出来るのかが大事で。
もしリスクは極力冒したくないというのであれば、大企業に行って、安定的な生活を送ればいいと思うし、自分のリスクでやりたいことをやるなら、止める権利はだれにもない。
ただ、その根幹にはやっぱり軸がないといけないよね。
好きなことをやりたいであるとか、お金がもっと欲しいから、でもいい。

Yu 僕には、どうしてもミュージシャンになりたいっていう譲れない軸があったんです。
ただ、僕の周りにはミュージシャンになるために大学を中退してバンドを始めるような、いわゆる音楽ガチ勢が多くいて、そういう人たちに「Yuって音楽だけの人間かと思ったら、違うこともやってるんだ」って軽蔑の目で見られることが結構あって。
音楽をやる=それ以外は全部捨てるっていう世界観なんですよね。
でも僕的には、それって音楽に対して本気じゃないよねって思うんです。
本気で音楽をやるんだったら、一生音楽を続けられるような土壌をつくった方が良いのではっていうのが僕の考えで。
途中で野垂れ死にそうになって適当なバイトを始めたら、それこそ音楽を続ける体力もなくなっちゃいますよね。

Mandy ひとつのことをやりこんでる人が偉くて、多数に分散すると中途半端っていう風潮があるのは確かだよね。
もちろん色んな方面に手を広げて、結局どれも中途半端っていう状況に陥るときもあるけど、それをわかった上でやるなら逆に突き抜けられると思うよ。

Yu だからこそ、大学3年次はきちんと就職を見据えて動いていました。
就職活動をする上で、僕は新卒で外務省に入るっていうプラン設計をしていて。
まずは外務省に入って数年缶詰状態で働いて仕事を板につけて、それから自由に音楽をやろうって考えていたんです。
でも途中で、どんなに仕事に慣れたとしても、外務省で働きながら音楽を始めるのって現実的じゃないなって気づいたんですよね。
それなら、新卒でパラレルキャリアが出来る企業に入って、音楽と並行で仕事をしたいという方向にシフトして、Wekidsを選びました。
Wekidsは、パラレルキャリアを実行できて、夢を追いかけている人を応援する会社だし、次のキャリアに繋げられる仕事経験もできる。
それは、人脈の面でも同じで、Wekidsはゲームに特化した業界のトップの方たちと、仕事を一緒にできる環境があるんですよね。
更に、Wekidsは英語教育にも力を入れているんです。
gaminglishという社内英語教育もそうだし、英語を使った事業を推進するマインドもあって、海外のクライアントとの英語での実践的なやりとりの場もあるから、英語力は必然的についていく。
だから、修行場としては、全て兼ね備えている夢のような企業じゃないかなって。
軸を譲らずに、最短ルートで理想的なキャリア構築をするには、Wekidsに新卒で入ることが最適だったんです。

Mandy きちんとした軸があって、そしてどの程度そこにリスクを負えるのかをきちんと考えられていて、そういう理由でWekidsを選んだのは凄く良いと思う。
やっぱり、広い世界を見て色んな経験をするのに超したことはないしね。
僕、大学院のときにバーテンダーをやっていたんだけど、尊敬するバーテンダーの方が何名かいて、その中のひとりに「(バーテンダーの)大会に出てみればいいんじゃないか」って提案されたことがあるんだよね。
でも僕はバーテンが本業じゃないし、本職の方に失礼じゃないかって言ったら、
「2番目3番目を頑張っている人って、絶対1番目も頑張っているんですよ」って言われて。
ああ、凄くいい言葉だなって感じた。
もちろんその人のキャパシティにも関わるから、一概に当てはまると言って良いのかは分からないけど、僕も、成し遂げたいことを1つに絞る必要性はないと思う。

Yu いい言葉ですね…ごもっともだと思います。
僕も、20代前半は、あらゆる方面へ挑戦する時期にしたいんです。
20代前半で1日のほとんどを仕事に費やす会社に入ったら、もうビジネスマンとしての挑戦だけに人生を捧げてしまうかなって。
逆にWekidsでうだつがあがらない状況になったら、俺は挑戦する資格すらないとも思います。
こんなに挑戦することで溢れている場所でできないんだったら、挑戦ではなく安定を取っていこうっていう試金石でもあると思っています。

 

 

 

◆ スキルセット次第で価値は掛け算される

ーーー就職の選考では、バイトやサークル、ボランティアや部活など、様々な人が様々な経験を話して、内定を勝ち取っていくと思うのですが、この経験や経歴は受けが良いというものがあれば、教えていただきたいです!

Mandy 前提として、大企業への就活と新興企業への就活って根本的に違う気がしていて、特に日系大手が見るところって、学歴が8割だと思うんだよね。
総合商社なんてその典型例だと思うよ。
採用人数も多いから、ひとりひとりをそんなに細かく見ていられないし、学歴って分かりやすい努力の指標だし。
日系大手の採用側は僕も経験したことがないから、全てに当てはまるとは断言できないけど。

Yu 僕は、その前提下だと、最近大手企業での国際経験のプライオリティーがかなり高くなってきたと思っています。
今までは就活の具体的な経験を学歴、部活っていう定番のスキルセットに求めがちだったんですけど、その対抗馬として海外経験が浮上したんですよね。
体育会系の部活に所属していなくても総合商社に入れた学生は、海外経験が豊富だったり、海外への熱い思いを企業にぶつけたりしていて。
その他には、起業体験、事業の立ち上げ経験を話してメガバンクに入社した人もいて、これは、大手狙いの学生にとって新たな就活戦法になりうるなって。

Mandy まず、そういう経験をした学生の母数が増えているのもあると思う。
そして、大企業側も、海外経験のある学生を重視しだしたのは、日本市場に対して問題意識を持っていて、ビジネスの市場を海外に持っていっているからっていう可能性が凄く高い。
総合商社に勤めている僕の友人も、その殆どが今日本にいないしね。

Yu 総合商社のビジネスモデルの変化自体も就職に関係しているってことですよね?

Mandy 海外への進出をしなくてはいけないっていう問題意識のもとに、そういう採用活動も進んでいるんだと思うよ。

Yu なるほど。他にも僕の友人で、大学1年生の頃に2年後の就活を見据えて、留学先で小さい企業を狙ってインターンして、事業を起こしたという体験記を作るために留学した人がいたんですよね。
その友人は結局メガバンクに入っていって、同期の中で営業成績が1位になれたって喜んでいました(笑)

Mandy いいと思う。
その体験記を作るために1年生の頃から行動ができるっていうそれだけで、採用してもいいくらい。
行動内容の好き好みは別として、自分の目的に対して、2年前から何らかの適切だと思われる行動を考えて実行し続けるっていうのが純粋に評価できる。
大学生の時点でそこまでの将来設計をできることがまず価値があるよね。

 

ーーー海外経験の中で得られるものとして、第一に英語力があげられると思うのですが、英語を話せることによってどの程度アドバンテージがありますか?

Mandy 英語にフォーカスして話すと、正直話せるに越したことはないよね。
ただ、よく言われていることなんだけど、日本人の9割は、英語を仕事に使わずに人生を終えていくっていう。
だから、思い描くキャリアの中で必要なら覚えたほうが良いと思うし、別に必要ないならその時間を他のスキルの向上に使うほうが良いと思う。
元からよほど話せるんだったらまだしも、得意ではないのに、流暢に話せるレベルまで上達させたいのであれば、それなりの時間とコストをかけないと普通の人には不可能なので。
そういう意味では、必要であれば勉強すればいいかなって思う。
就活の問題点としてあげられるのが、日本人って少し英語を神聖視しすぎなところがあって、英語を話せれば楽勝っていう考えが無きにしもあらずなんだよね。
それが結構まずいかなと思うよ。
所詮コミュニケーションの手段なので。
勿論英語を使うポジションに英語を話せる人が行くのは当たり前なんだけど、必要以上に英語が話せることを高く評価しすぎな傾向がある。
日本人って、就活する時点で単純に英語教育を10年間以上受けてきているんだよね。
だから決して英語が下手な民族ではない。
ただメンタリティー的に凄くシャイなので、下手な英語を話すっていう行為をみんなやらない。
だからこそ一見凄く下手に感じるっていうのが真実な気がする。
だからあまり英語ができるという1点を、就活生側も、企業側も、神聖視しすぎないほうが良いと思う。

Yu その点、マンディーさんと英語の関係性ってどんな感じですか?
新卒で入社なさった企業は、英語が必要とされる職場ではなかったと思うんですけど。
英語はいつ頃から学ばれたんですか?

Mandy 僕はそれこそ学校でしか英語はやったことなかったね。
でも話すのは好きだし、話す機会があれば絶対に話していた。
もちろん日本にいる限りそんなに機会は多くないし、他の人より言語センスが優れているわけでもなかったんだけどね。
ただそこは、メンタリティーの問題がでかいと思ってる。
日本人の英語問題に関しては結構アメリカ人も理解していて、日本人は英語が下手なわけじゃなくてシャイなだけだよねっていう話はよくする。
発音の下手さで言うと、インド人とかの英語って酷かったりするし(笑)
でも彼らって自分たちのこと英語がうまいって思ってる、だから強い。
議論の場で引かない。
日本人ってそこにコンプレックスが有るから、英語でディスカッションしたときに、言っていることが文法的に間違っていたらどうしようって引く事が多くて、ものすごく損をしているなって。
そういう意味では英語に自信を持つために英語の勉強をするのは大事なんだけど、必要以上に高く価値を見積もらない方がいいよって話。
日本の教育システム上今まで勉強してきた分の素養は有るので、必要が出てきた時に短期的に対応するだとかで、殆どの人はビジネス英語は問題なく習得できるはず。

Yu マンディーさんが前提としている英語を習得したっていう基準は、ビジネス会話ができる程度の人々だと思うんですけど、そういう人たちが英語力で勝負しようというのは無理だと思いますね。
「英語人材」になるための英語ってもの凄くレベルが高いと思うんですよね。
以前取引先との対談で、通訳ポジションの人が会話のスピードや中身的についてこられなくなっちゃって、結局弊社側が通訳するってパターンがあって。
「英語人材」になるという点だと、英語力に能力値を全ふりしていかないと難しいのかなって思いました。

Mandy そういう意味で、英語を極めることは、英語力が価値になる通訳とかの職業であればいいと思うんだけど、あくまでビジネスの一手段で捉えた時に、どのくらいそこにリソースを割くのかっていうのは考えるべきだと思ってる。
所詮ネイティブじゃないので、ビジネスレベルの英語から一段階上に行こうと思うと、1年以上の時間と相当なコストをかけないといけないよね。
それからその段階に進んだ結果、何を得られるのかっていうのもきちんと考えなきゃいけないと思う。
そんなに得られるものは、僕は大きくないと思ってるよ。
暮らしにも困らないしね(笑)
だったら韓国語のほうが、総合的な投資対効果が高いなと思ったから、僕は今韓国語を勉強しているところ。
英語を70から80にするよりも、韓国語を0から50にするほうが、恐らくコスパが良いかなって思う。

Yu 僕もそれは思います。
以前、エンジニアリングができる人はたくさんいるのに、エンジニアリング兼中国語が話せる人ってなると一気に減るから、スキルセットが大事だよっていうのをマンディーさんにお伺いしたことがあるんですが、言語も同様で、言語セットが大事なのかなって。

Mandy まあ、広い世界を見るっていう意味で、結局は英語ができるにこしたことはないんだけどね(笑)

 

 

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