【時短】Googleデータスタジオ×スプレッドシートでSNS運用レポートを作成する

社内にはびこる多様なレポートのクオリティを底上げしたい。

そんな要求に応えるべく、綺麗に見えるスライドデザインを探していたある日。

メンターから「Googleデータスタジオいいですよ」と教えてもらう。

 

そもそも、洗練されたスライドはデコレーション的なアプローチを取るよりも、データシート側に工夫を施して整頓されたグラフ等を自動的に出力していくことが重要だそう。

報告書作成のオートメーションを進めるチャンスにもなるのか!と息を巻いて、私はスライドデザインを探すのをやめGoogleデータスタジオでの報告書フォーマット作成を始めました。

|Googleデータスタジオとは?

Google社が2015年5月に発表した、Google Analytics 360 suite製品シリーズの一つで、データビジュアライズを行う製品、Google Data Studio 360の無償版です。(無償版をリリースしたのは5月24日。)

ただし、現在(2016年7月9日時点)日本ではまだ利用できないようです。

(株式会社プリンシプル速報!Google Data Studio(グーグル・データ・スタジオ)使用感レポートより)

 

2018年現在、未だベータ版ではありますが無償で使用できます。誰でもすぐ使えます。

 

Googleデータスタジオは要するに、各種のデータを取り込んでグラフ・数値で出力するビジュアライザーです。レポート作成向けに設計されています。

 

|「SNS管理画面からデータ出力→スプレッドシートに転載→Googleデータスタジオで出力」という形式が便利な件

 

Googleデータスタジオはサードパーティーのデータコネクタも使用できるため、ちょうど良い既成コネクタが見つかれば、それを使ってデータ連携すればあとはグラフを好きなふうに配置するだけでレポートは完成します。

しかし、複数のプラットフォームをまたがってソーシャルメディア運用をしている場合、コネクタをすべて見つけるのが困難になります。

 

よって今回は、出力されたデータをスプレッドシートで加工してデータスタジオに出力するという方法を採用しました。

 

もちろん今後コネクタが増えていけば、わざわざスプレッドシートを経由させる必要はなくなると思いますし、欲しいデータの種類によってケースバイケースでもあります。

|【本題】レポート作成レシピ

 

  • レポートに必要なデータを入手する

 

今回は①Twitter②LINE③YouTube④ウェブページ(Google Analytics)のデータを使用しました。サードパーティーの分析ツールからもデータを取ります。

 

  • <スプレッドシート>データを加工して、必要な形に出力できるようにする

 

社員に聞き込みインタビューをしました。「どのくらい工数少なく運用レポートを作成がきるならば、あなたは既存のフォーマットを捨ててデータスタジオでの更新を受け入れますか?」と。返ってきた答えはシンプル。

 

「エクセルのマクロとかもそうですけど、今の更新作業と同じかそれ以上に楽じゃないと、新しいのは使わないっすねぇ」。

 

うーん。ロジカル。

 

ということで、「各種プラットフォームからデータをダウンロードして、スプレッドシートに貼り付けたら、あとは自動的に全部更新される」というワークフローを目指す必要が出てきました。

 

関数を駆使して、生データをレポート用に加工しました。

 

今回使った主な関数一覧です。

 

QUERY

  • =query(‘Twitter分析ツールcsv’!B1:W)
    • 生データを演算用シートに持ってくるのに使いました。
  • =QUERY(‘LINEキーワードcsv’!A1:G,”Where B is not null”)
    • 生データを、nullを除外しながら演算用シートに持ってくるのに使いました。便利。
  • =ARRAY_CONSTRAIN(query(‘Twitter分析ツールcsv’!B1:V,”Select B,C,D,E,H,I,J Order by E desc”),6,7)
    • いわゆる「Tweetエンゲージメントランキング」を作り出すために使いました。クエリのselectとorder byでデータ引用することでツイート内容とか必要な情報に絞りつつ、インプレッション/いいね数等が高い順でデータを表示させます。その後アレイコンストレインでTOP5までのみ表示させるようにします。

UNIQUE

  • =ARRAYFORMULA(UNIQUE(‘LINEキーワードcsv’!C2:C))
    • LINEキーワード送信数をカウントする際に使用しました。

SUMIFS

  • =sumifs(‘LINEキーワードcsv’!F$2:F,’LINEキーワードcsv’!C$2:C,A2,’【LINEキーワードcsv’!B$2:B,”>=”&’LINEキーワードcsvcsv’!K$8)
    • LINEキーワード送信数をカウントする際に使用しました。
    • SUMIFではなくSUMIFSにする必要があった理由は、今回の報告書では前期間比較も掲載する予定だったため、期間Aと期間Bを区別して集計する必要があったからです。

IF

  • =if(‘Twitterのツイート内容’!A2=””,if(B2=””,””,”Others”),’Twitterのツイート内容’!A2)
    • IFはたくさんつかいました。

 

関数紹介は以上になります。

 

正直、あとからどんどんと「あ、これしなきゃ」「あ、これもしなきゃ」という感じで機能をつけたしたため、関数も継ぎ足し継ぎ足しで、ハウルの動く城並のいびつな構造になってしまいました。が、Googleデータが出力するグラフは美しいので問題はありません。

 

  • <データスタジオ>レイアウトを整えて報告書として仕上げる

 

作成したスプレッドシートをGoogleデータスタジオに連携し、グラフや数値ボックスなどを実際に配置していきます。ここはもうスライドデザインと同じ領域ですね。

ロジカルに、見やすいレイアウトを作るのみです。 

ちなみに今回私は4種類のプラットフォームをレポートしたため、4枚のページを作成しました。

|さいごに

 

いかがだったでしょうか?今回ご紹介したとおり、スプレッドシートにデータを入力することさえできれば、あとはGoogleデータスタジオがよきにはからってデータを視覚化してくれます。ご参考になれば幸いです。