Tomoです。
うちはAWSではなくてGoogle Cloud Platformを使っているのですが、そのへんの話でもしてみようかなと思います。
なぜGCP
一言で言えばGoogleが好きだから。
一言で言わないおまけ部分
別に隠してはいないのですが、僕は割と上級のGoogle信者でした。日本語でのサーチが開始されるより前の1998年にGoogleを見つけその検索結果のクオリティに衝撃を受けてから今までの間余程のことがない限りGoogle以外のサーチエンジンを使っていません。その他にも
- 検索エンジンが勉強できるところに研究室を決めた
- まだ日本で一台もAndroidが出ていない頃のAndroid携帯を持っています(09年のGoogle Developer Dayで貰ったHTC)
- それからずっとAndroidを使用(そう、あの2.X時代でさえ)
- ニュースはGoogleニュース
- それなりに厚いGoogleの歴史本を嬉々としてすぐに読破
- 毎年夏にGoogleが主催で学生と一緒に研究するGoogle Summer of Codeにトライ
- 外資金融の内定後、「あと一社だけ受けないと就職活動、いや、僕の大学生活を終えることは出来ません」というようなことを言い、エンジニア職で応募。アルゴリズムイントロダクションを読み直してから面接に望んだ(落ちた)
- 割と毎年Google Code Jamに出ている
な感じです。その辺の長いMac信者のAppleに対する気持ちよりおそらくGoogleが好き……でした(ちょっとだけ冷めてきている)。
Amazonも全然好きだし使いますが、Googleが同じことやってるならそっちを使おうかなと、それぐらいの気持ちで使い始めました。
本題
さてGCPどうなのかってことなのですが、僕はAWSを自分でマネージした経験はない(使ったことはある)ので、あくまで比較ではなくこれ単体での感想になります(余談ですがDynamoDB好きです)。
こちらも一言で言えば、どんどん良くなっていますし、全然使えます。
僕が使い始めた時は、まあ日本語のドキュメントが殆ど無かったり凄く色んな所にAlpha, Betaって書いてあってバンバン仕様が変わる、っていうところまでは良いとして(たまに良くない)、ドキュメントの検索結果の中にApp Engine用のものとそうでないものが混じりすぎていて大変でした。どれがApp Engineでしか通用しないもので、どれがそうでなくても通用するものなのか凄く分かりづらく、1時間ぐらい試行錯誤してから「またかああああ」みたいになってた。
最近は欲しいドキュメントは割とすぐに見つかりますし、あまりに最先端な使い方しない限りは特に困ることはそんなにありません。AWSにあるものは大体ある……って言えなくもないところまできました(ここ最近だとcold dataのストレージであるNearlineとかが出ました)。ついさっき、AWSで言うS3にあたるGoogle Cloud Storageを静的なウェブサイトのホストとして利用するっていうのを試してみましたが、まあ割とすんなりといきました。
特に良いところと悪いところを挙げるならば
特に良いところ
- インスタンスが立ち上がるのが速い。10秒から1分ぐらい。
- DNSの伝播が速い。遅くて数分ぐらいの印象(ていうか日本のDNSサービスのは平均も最悪もちょっとやばいのでは……殿様商売なのかな……)。
- ロードバランサすごい(でもちょっと予想より高いw)
特に悪いところ
- いいサポートは割と高い。チケットを上げられるのは月150ドルから。電話サポート付きは月400ドルから。遊びのサービスにはやや高いですね。
- (ここ数ヶ月で劇的に改善していなければ)Cloud SQLのパフォーマンスが悪い。多分スケーラビリティは良いのだけれど、それより単体でのパフォーマンスを大事にしたい場合やや使えない。
まあAWSを既に使っているサービスで移行するほどのメリットはあんまりないんじゃないかなという気が個人的にはしますが、今から何か始めるならば、面白いので触ってみてもいいんじゃないかと思います。ていうか周りに仲間欲しいので使ってください。意見交換しましょう!
最後に、中途半端な日本語対応が楽しい請求書のスクショ。
それではまた!