無題

多数決には意味が無い

初めまして。Wekidsのはるかです。WekidsではGeneral Managerをやっています。分かりやすく言うと「色んなチームのリーダー」です。Wekids以外では『ハースストーン』攻略メディアである『HearthGamers』運営会社の代表取締役です。

今回は「Wekidsメンバーはブログで発信してみよう」というテーマのもと、初めてブログを投稿することになりました。

IT企業ブログと言えば意識高い系という強い固定観念を持っているため、例に漏れることなく初回は意識高い系を攻めたいと思います。

今回はズバリ「多数決には意味が無い」というテーマについて話したいと思います。

はじめに

多数決はあらゆる場面で採用されます。仕事や学業でも多数決で何かを決めたことは多いのではないでしょうか。しかし、仕事などある組織における多数決には意味が無い場合がほとんどです。特に、クリエイティブな分野においては悪とも言えます。

まず、多数決は「平等を演出するための方法」であり「優れた決議システム」ではありません。何をやるか決める時に、採用されなかった側から不満が出にくいシステムになります。

この最たる例が選挙です。投票をして得票数の多かった人が当選します。独裁ではない、平等であることを演出する必要があるため多数決が選択されています。

では、多数決にはどんな問題があるのか、具体的に説明していきたいと思います。

多数決の問題

1.数が多い=正しい ではない

これはよく言われていることです。AかBを決める際、仮にAが間違った案だとしても多数決によってAに決まることがあります。多数決で優れた方を決めることは難しいと言えます。

歴史では、ガリレオの「天動説」「地動説」の話が有名です。地動説をいくら唱えても、当時圧倒的多数派であった天動説を揺るがすことはできず否決されました。(歴史を例に出すと途端に意識高い系っぽいエントリーに見えてきますね。

これは科学の話になるので明確に正否が決まっている例ですが、世の多数決ではどちらも正しい場合があります。この項では「数が多い=正 数が少ない=悪」ではないという話です。

2.消極的な賛成が生まれる

例えば、AとBの案に対してどちらに対しても明確な優劣をつけられない人物がいたとします。この人は「どちらかと言えばA」ということになります。「Bよりはマシ」といった消去法で選ばれるのです。中には「◯◯さんが賛成しているから」といった理由もあります。そんな曖昧な意志が含まれたもので重要な決定はできません。

本来は2択に狭まる前に意見交換を十分に実施するべきですが、そこできちんと自分の意見を述べられる人は少数でしょう。

3.責任が欠如する

当たり前ですが、多数決は決定する側の人数が多いです。そのせいで決定したことに対する責任も分散します。多数決に参加はすれど、決めるだけ決めて実行は別の人がやると思っている人が多いです。これは「無責任な賛成」と言えます。

決定後、じゃあ誰が実行するのか、具体的にどうするのか、期限は誰が決めるのか、こういった新しい問題が必ず発生します。ですが、「無責任な賛成」の層に加え、2で述べた「消極的な賛成」層も一定数いることから、全員が動くことはまずありません。決定後に誰も実行しないといった悪夢が生じます。

4.間違いを修正できない

例えば、AとBでAに決まったが、後々Aでは問題があることが発覚したとします。しかし、「みんなで決めたことだから」といった理由で戻るに戻れず、そのまま問題を抱いた状態で進行するといったことがあります。

話がやや逸れますが、私は間違った目標はすぐに変えるべきと考えています。間違ったこと自体は悪ではありません。極論、ミスは誰でも平等に発生します。間違った時に何をするのかが重要です。

この場合であれば、問題が発覚した時に問題が発覚したから考え直すことを選択するべきです。しかし、多数決で決めたことだからといってズルズルと判断が遅れたり、もう一度多数決するのが面倒だから事実ごともみ消す場合もありえるのが問題です。

では、どうするべきか

多数決の問題は説明したとおりです。ここからは、ではどういった方法が良いのかを説明していきます。

1.独裁であれ

「独裁」という主語が強いので反感を買いやすいですが、1人の人間に意思決定させるべきということです。

優秀な頭脳、明確な意志、強い責任能力を持つ人物が上に立つ必要があるのです。今何をするべきなのか、どうあるべきなのかを考えて行動・決断することが重要です。

2.組織であれ

決断した個人で完結しないことです。実際は、1人の人物がリーダーとなり、チームを結成しその人の下で動く人が必要です。

1人では出来ることが極端に狭まり、スピードも鈍化するからです。アイデアを出した人や、決断した人に全てを押し付けるやり方では、過労と萎縮を招き機能しません。

ここまで話すと、優秀なトップが意思決定し、それに紐づく組織を形成することは、いわゆる「会社」の構図と酷似していることがわかります。

3.提案は全員ができること

アイデアを出す人や、手を挙げる人は誰でも良いのです。リーダーはアイデアを出すことも重要ですが、最終的な決断を下すことがさらに重要です。

そして意思決定を下すときは、多数派と少数派という括りに意味は無いので組織にとって正しいか否かで判断することが重要です。もちろん、その結果が多数派になることは多いにあり得ますし、全く新しい案になっても良いわけです。

結論

物事を決めて実行するには、優秀なトップの意思決定のもと組織で実行することです。

結局は会社や、それに似た組織を形成し動くことが重要となります。もちろんそのシステムにも問題はありますが、それを改善していくのもまたリーダーであり組織なのです。

おわりに

意識高い系のエントリーとしては十分な長さになったと思います。多数決の問題の話から、最終的には組織論に繋がりましたが、自分が普段考えていることは書くことができたと思います。

一応補足しておきたいこととしては、多数決全てが悪とは言いません。責任や意志が曖昧な多数決は、組織を鈍化させ実行力を無くすことと、そういった多数決が世に溢れているという話です。

それこそ、前途の結論部分さえきっちり押さえていれば多数決の問題もある程度解消することができます。

例)優秀なリーダーが2人いて、その人の下に集まったチームもいる。リーダーは案Aと案Bで対立しているとします。
ここで多数決をした時、当然ですが多数決なのでチームの人数が多い方が勝利します。

ポイントは、明確にチーム化しており、リーダーもはっきりしているため曖昧な賛成が最小限に抑えることができます。そして、組織化されているため決定後すぐに実行に移すことができます。(実際には、ここまで完成度の高い多数決はあまり存在しませんが・・・。

今回のテーマは「多数決には意味が無い」でした。最初のテーマとしては自分の中で書きやすいと思ったのでこのテーマにしました。ちなみに他の候補はというと

  • 批判は最も簡単な言語
  • やる気は全てを解決する
  • 絶対負けない方法は勝つまでやること

・・リストを見るだけで伝わるこの香ばしさ。意識高い系()がわりと反応が良ければこれらについてもどこかで触れるかもしれません。